6/11は満月です。ストロベリームーンです。

名前は苺ですが、月が赤いわけではありません。

これはアメリカなどでは苺の収穫期だからつけられたのだとか。

ヨーロッパではローズ・ムーンと呼ばれたりもします。

インド占星術では『ジェーシュタ・プールニマ』。

ジェーシュタの満月とうい意味です。

今日の特集ではこの満月を詳しく解説しています。

📖目次

1. はじめに：
2. 今週の星の動き
3. 星座別：今週の運勢
4. 特集記事：ジェーシュタの満月
5. インド占星術の基礎：惑星（グラハ）について
6. 編集後記:

🌟今週の星の動き

今週は、水星が双子座に移動し、木星とコンジャンクションします。これにより知性や対話、学びの力が大きく活性化します。これまで曖昧だった情報や関係が整理され、新たな視点や知識が手に入りやすい時期です。日常の中で、さりげない会話やネットワークから思わぬチャンスが広がるでしょう。

同時に、火星は獅子座へ移動し、ケートゥと重なります。この配置は、内面に眠る「本来の自分らしさ」や「根深いこだわり」を浮かび上がらせる一方で、これまで執着してきたものを思い切って手放す力も与えます。ここ最近、「区切り」や「浄化」というテーマが繰り返しやってきていますが、それは同じ場所をぐるぐる回るのではなく、毎回異なる深さや角度から自分自身を見直す“進化の螺旋”のようなもの。今週は、その中でも“心の奥底”や“思考の癖”と向き合い、過去のパターンを卒業するタイミングとなります。

そして、蠍座ジェーシュタで迎える満月。ここでは、感情の深層や「今の自分を形作ってきたもの」に光が当たり、心の奥にしまいこんできた思いや古い傷を認めて癒す流れが生まれます。ただ手放すのではなく、「何を終え、何を始めたいのか」を自分自身に問い直す――そんな再構築の力が働く時期です。

これからの一週間は、「終わり」と「始まり」が表裏一体となってやってきます。知性や言葉、内なる衝動を使いこなし、今の自分が本当に求める“新しい一歩”を踏み出す準備をしてみてください。

✨️星座別：今週の運勢

♈牡羊座ラグナ

今週は、「知の広がり」と「内なる変革」が同時に訪れるタイミング。水星が双子座に入り、木星と合となることで、あなたの3室（コミュニケーション・学び・近距離移動）が非常に活性化します。新しい知識や情報を得るだけでなく、自分から発信したり、誰かと意見を交わすことで気づきが増える時期。趣味や副業、兄弟姉妹との関わりにも良い流れが生まれます。小さな会話の中にこそ、大きなチャンスやヒントが隠れているはず。

一方、火星が獅子座に入りケートゥと合となることで、5室（創造・恋愛・子ども・自己表現）の分野で古いこだわりや価値観が揺さぶられるかもしれません。自分らしさをもっと素直に表現したい思いが強くなる一方で、不要な執着や過去の「こうあるべき」を手放す機会にもなります。新しい趣味や創作活動を始めるのにも適した時期ですが、力みすぎず“自然体”を意識することがカギ。

満月は8室（蠍座ジェーシュタ）で起こります。これは心の深い部分や親密な関係性、経済的な共有領域に光が当たる時。表面的なやりとりではなく、もっと深いところで信頼や価値観の見直しが必要になってきそうです。過去の傷や不安を認めて整理することで、新しい絆や自己再生の流れが始まります。今週は「語る」「手放す」「再生する」のバランスを大切にしてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：対人関係や深い感情に向き合い、過去の執着を手放して新たな信頼関係を築くタイミングです。
・ラッキーカラー：クリーム色
・アクション：静かな場所で水やキャンドルを眺めながら、心を落ち着かせて自分と向き合う
・気をつけること：言葉が強くなりやすい時期。自分や相手を責めすぎないように注意

♉牡牛座ラグナ

今週は「経済」「所有」と「家庭・土台」の変化が強調される一週間です。水星と木星が双子座で合となることで、2室（財産・価値観・才能）が大きく活性化します。これまで努力してきたことが評価されたり、思わぬ臨時収入が入る可能性も。家族や身近な人との金銭的なやりとりや、将来のための資産計画に着手するのにも良いタイミングです。一方で、自己価値や「持っているもの」に対する見直しも求められます。

火星とケートゥは4室（家・基盤）で重なります。家庭や住環境、家族関係において、古い習慣や無意識のこだわりを手放す必要が出てくるかもしれません。引越しや模様替え、家族との役割分担の見直しにも適した時期です。過去から続いてきた家庭内の課題に目を向け、より自由で自分らしい生活スタイルを模索することで、新たな安定感が生まれるでしょう。

満月は7室（パートナーシップ・対人関係）で起こります。人間関係の中で「何を大切にし、何を卒業するか」が問われるタイミング。表面的な付き合いを超え、本音で向き合う関係だけが残っていく流れです。今週は、物質的な豊かさと心の安定、そして人間関係の本質に意識を向けてみてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：パートナーや身近な人との関係性を見直し、依存や曖昧な関係は卒業する流れです。
・ラッキーカラー：白、アイボリー
・アクション：西の方角に意識を向けて、対話や話し合いを大切に
・気をつけること：頼りすぎ・頼られすぎに注意。線引きをはっきりと

♊双子座ラグナ

あなたにとって、今週は「自己刷新」と「対人関係の転機」が重なる重要なタイミングです。水星が双子座入りし、木星と合になることで、1室（自分自身）がきわめて活性化。新しい目標や挑戦に意欲が湧き、自分自身のキャラクターや生き方をアップデートする好機です。髪型やファッションを変えたり、発信活動を始めたり、勇気を出して新たな第一歩を踏み出すのにぴったりの星回りです。

一方で、火星とケートゥは3室（兄弟姉妹・コミュニケーション・学び）の分野で合。ここでは、身近な人との関係や、学びの姿勢において「過去のパターン」を手放すことが促されます。長年抱えてきた“思い込み”や“固定観念”を捨てることで、もっと軽やかに人とつながれるようになるでしょう。新しいスキル習得や、ショートトリップにもツキがあります。

満月は6室（義務・健康・日常業務）で迎えます。日常の中で「これ以上続けても意味がないこと」や「無理な習慣」を整理するタイミング。健康や仕事の効率化に取り組むのにも良い時期です。今週は“自分を刷新する”ことと、“無理のない暮らし”を再設計する流れが重なります。新しい自分を信じて、思い切った一歩を踏み出してみてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：日常や健康習慣をリセットし、無理のない生活リズムを整えることがテーマ
・ラッキーカラー：淡いグレー、クリーム色
・アクション：温かい飲み物でほっと一息つきながら、体調と対話する
・気をつけること：無理なダイエットや過労に注意

♋蟹座ラグナ

今週は「内面の浄化」と「経済的再構築」がキーワードとなります。水星と木星が双子座で合となることで、12室（無意識・終わり・癒し）が活性化します。過去の出来事や心の奥に溜め込んできた感情を整理し、未来への不安や過去の痛みから解放されるチャンスです。癒しや瞑想、アートや音楽など、目に見えない世界と向き合うことで、新しい発見やインスピレーションが得られるでしょう。

火星とケートゥは2室（収入・才能）の分野で重なります。お金や自己価値観にまつわる“執着”や“恐れ”を手放すことで、新しい収入源や価値観が芽生える流れです。古い稼ぎ方や物への執着を見直し、本当に大切にしたいものを見極める好機でもあります。

満月は5室（創造・恋愛・子ども）で起こります。表現活動や趣味、恋愛などの“楽しみ”に光が当たる時。自分らしさを素直に楽しめる相手や活動を選び、不安や不満から解放されることで、新しい喜びや自己表現が広がります。今週は「心の整理」と「経済の再設計」、そして“本当の楽しさ”を大切にしてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：創造活動や恋愛で「こうあるべき」に縛られず、自由な発想を楽しんで
・ラッキーカラー：ピンクベージュ、クリーム
・アクション：音楽やアートなど好きな表現に触れる、体を動かす
・気をつけること：自己主張が強くなりすぎないよう周囲の気持ちも大切に

♌獅子座ラグナ

今週は「自己改革」と「新たなリーダーシップ」がテーマとなる週です。水星と木星が双子座で合となることで、11室（仲間・コミュニティ・目標達成）の分野が活発化します。友人やグループ活動を通して刺激やチャンスが生まれやすく、ネットワークの中から将来につながる新しい目標や夢が見つかる暗示。リーダーシップを発揮して、人を巻き込みながら未来を切り拓く流れが加速します。

火星とケートゥは1室（自己・行動）で合となり、あなた自身の“行動原理”や“自我”に強い変革エネルギーが注がれます。今まで抱えていたプライドや古い成功パターンを見直し、より自由な生き方へとシフトする契機。不要なこだわりを捨て、柔軟かつ主体的に新しい自分を表現することができるでしょう。

満月は4室（家庭・居場所）で起こります。家族や住環境、心の拠り所にまつわる“古い習慣”や“思い込み”を見直すとき。安心できる場所を再定義し、自分らしい暮らしのあり方を模索することで、新たな安定や幸福感を得られそうです。今週は“個の改革”と“新しいつながり”に注目し、しなやかに変化を受け入れてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：家庭や居場所を整え、安らげる空間を作り直すタイミング
・ラッキーカラー：オフホワイト、ミルクティー色
・アクション：お香やアロマで家の空気を浄化する
・気をつけること：感情的なやり取りより共感を意識して

♍乙女座ラグナ

今週は「社会的な立場の刷新」と「内面の再生」が進む一週間です。水星と木星が双子座で合となることで、10室（キャリア・社会的役割）が大きく動きます。仕事での責任が増えたり、評価される場面が訪れたり、今後のキャリアや生き方について真剣に考える流れが始まります。新しい役割やプロジェクトへの挑戦も吉。社会とのつながり方を再設計する好機です。

火星とケートゥは12室（無意識・秘密）の分野で合。これまで見て見ぬふりをしてきた“内面の課題”や“終わりにしたいこと”に直面しやすい時期です。過去のトラウマや不要な思考パターンを手放すことで、新たな自己肯定感や自由を得ることができます。瞑想や自己分析にもツキがあります。

満月は3室（兄弟姉妹・学び・表現）で迎えます。身近な人との関係や学び直し、アウトプットが活性化するタイミング。これまで抱えてきた誤解や未解決の課題にケリをつけ、もっとオープンに人と関わることで、知的な刺激と再生の流れが生まれます。今週は「社会と自分」「内面と外面」のバランスを意識しながら前進しましょう。

満月のアドバイス

・アドバイス：言葉やコミュニケーションを丁寧に見直し、誤解や本音を解きほぐす時
・ラッキーカラー：淡いイエロー、クリーム
・アクション：手紙や日記、詩を書くことで心を整理
・気をつけること：焦って言い過ぎたり、相手を試す言動に注意

♎天秤座ラグナ

今週は「視野の拡大」と「仲間との関係再編」がテーマ。水星と木星が双子座で合となることで、9室（哲学・遠方・学び）の領域が活性化します。知的好奇心が高まり、海外・異文化・専門的な分野に新しい扉が開きやすい時。旅行や高等教育、自己成長のための学び直しもおすすめです。広い視点で物事を捉えなおすことで、これまで気づけなかった可能性が見えてくるでしょう。

一方、火星とケートゥが11室（友人・グループ・願望）で合。仲間や所属コミュニティの中で「本当に自分に必要なつながり」と「卒業すべき縁」とがハッキリしてくる流れです。古い役割や気を使いすぎていた関係を手放し、心から信頼できる人間関係へとシフトする時期。グループ活動では、自分の意志を持ちながら周囲と協調する姿勢がカギとなります。

満月は2室（財・価値観）で迎えます。これまでの収入や自己価値観に一区切りをつけ、新しい稼ぎ方や“本当に大切にしたいもの”を見直すタイミング。金銭面だけでなく、自分の才能や持ち物への愛着も整理していくことで、より自由で豊かな未来へとつながります。今週は「世界を広げる」と「本質的なつながりを残す」の両立を目指してください。

満月のアドバイス

・アドバイス：自己価値やお金の使い方を見直し、本当に必要なものを選び直して
・ラッキーカラー：ベージュ、ココア色
・アクション：財布や持ち物を整理し、大切なものだけを身近に
・気をつけること：無理な節約や衝動的な買い物に注意

♏蠍座ラグナ

今週は「自己再生」と「キャリアの方向性」が重なるターニングポイントです。水星と木星が双子座で合となることで、8室（変容・継承・深層心理）が刺激されます。心の奥深くにしまいこんできた問題や、過去から続く課題に本気で向き合うタイミング。財産の継承、遺産、パートナーの収入など、経済的なテーマも動きやすい週です。変わりたい思いが強まったら、ためらわずに内面の整理や新たな知識の吸収に取り組んでみてください。

火星とケートゥは10室（仕事・社会的役割）で合。仕事や社会的な立場で「これまでの常識やこだわり」を手放し、“自分らしさ”をもっと前面に出していく流れ。今まで気を張っていた役割を卒業したり、プレッシャーから解放される人も多いはずです。勇気を出して新しい道を選ぶのが吉。

満月は1室（自分自身・再生）で迎えます。ここまでの自分に一区切りをつけ、「本当はどう生きたいのか」「どんな自分でありたいのか」を明確にできるタイミング。自己肯定感が高まり、新たなスタートを切る勇気が湧いてくるでしょう。今週は「内なる変容」と「新しい自分の旗印」を大切に、積極的に前に進んでください。

満月のアドバイス

・アドバイス：自己イメージを更新し、過去の失敗や古い自分をまるごと許して新しくスタート
・ラッキーカラー：クリーム、オパールホワイト
・アクション：鏡の前で深呼吸し、「自分を受け入れる」と言葉にする
・気をつけること：過去への執着が強まりやすいので、今に意識を戻す

♐射手座ラグナ

今週は「対人関係の再編」と「広い世界への飛躍」が重なります。水星と木星が双子座で合となることで、7室（パートナー・契約・対人関係）が活性化。大切な人や仕事上のパートナーとの関係に新しい風が吹き、これまでとは違う視点で相手を理解したり、協力体制を築き直す機会となるでしょう。新たな契約や提携、パートナーとの未来に向けた話し合いにも最適なタイミングです。

火星とケートゥは9室（思想・遠方・学び）で合。自分の信念や“これまで当たり前と思っていた考え方”を手放し、より自由で柔軟な価値観を受け入れることが求められます。海外や遠方とのつながり、専門的な勉強、精神的な探求も吉。思い切って旅に出ることで視界が広がる可能性も。

満月は12室（終わり・癒し・浄化）で起こります。過去の痛みや疲れ、不要な義務感をここで手放し、心と体をリセットするチャンス。自分を癒すこと、新しい始まりの準備に専念することが大切です。今週は「人との絆」と「自分を縛っていたものからの解放」の両立を意識し、未来へと視点を移してください。

満月のアドバイス

・アドバイス：無意識に背負っていた重荷や古い習慣と卒業し、心身の浄化を意識して
・ラッキーカラー：パールグレー、クリーム色
・アクション：香りやハーブティーでリラックスし、自分を労わる時間を作る
・気をつけること：自己犠牲に陥らず、心の境界線を意識

♑山羊座ラグナ

今週は「生活習慣の見直し」と「深い人間関係の再定義」がテーマです。水星と木星が双子座で合となることで、6室（日常業務・健康・奉仕）が刺激されます。仕事のやり方や日々のルーティンを見直し、無理や非効率を手放す好機。健康管理や、生活を整えるための新しい習慣作りに取り組むと良いでしょう。小さな積み重ねが大きな成果に繋がります。

火星とケートゥは8室（継承・秘密・変容）で合。親密な関係やお金の共有、あるいは心理的な「深い領域」で、古いしがらみや不要な執着を整理する流れです。人間関係の中で“依存や遠慮”が強すぎた部分は見直し、より自立的なつながりへと変えていくタイミング。

満月は11室（仲間・目標達成）で起こります。グループや友人、未来の夢や希望に光が当たり、どの縁を大切にし、どの目標を追いかけるのかを選択する局面です。古い付き合いから卒業したり、理想に向けて新たなネットワークを作り直す流れも。今週は「日常の再設計」と「深いつながりの再定義」に目を向けてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：友人や目標の選択を見直し、本当に大切な縁や夢だけを残す
・ラッキーカラー：サンドベージュ、クリーム
・アクション：ビジョンボードや未来のイメージを描いてみる
・気をつけること：周囲の評価に振り回されず、自分の希望を優先

♒水瓶座ラグナ

今週は「創造的自己表現」と「パートナーシップの見直し」がキーワード。水星と木星が双子座で合となることで、5室（創造・趣味・子ども・恋愛）が刺激されます。新しい趣味や表現活動に挑戦したり、恋愛や子どもに関することで嬉しい展開がありそうです。自分らしい創造性を信じてのびのび行動することが、未来の喜びに繋がります。

火星とケートゥは7室（パートナーシップ・対人関係）で合。パートナーや身近な人との関係で“不要なこだわり”や“過去のしがらみ”を手放す必要が出てきます。無理な役割や遠慮をやめて、等身大の自分で関われる関係へと切り替える好機。

満月は10室（社会・キャリア）で起こります。仕事や社会的な立場で「これまでの目標や役割」を一度リセットし、新しい方向性を考えるタイミングです。肩の力を抜き、自分らしい働き方や社会との関わり方を模索することで、新たなチャンスが広がります。今週は「個性の解放」と「人間関係の再構築」に意識を向けてみてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：キャリアや社会的役割を自由に再設計するチャンス
・ラッキーカラー：シルバー、クリーム色
・アクション：プロフィールや名刺のアップデート、小さな目標設定
・気をつけること：焦らず、一つずつ丁寧に進めること

♓魚座ラグナ

今週は「居場所の再定義」と「健康・生活リズムの刷新」がテーマ。水星と木星が双子座で合となることで、4室（家・家族・心の拠り所）が活性化します。住環境を整えたり、家族と心を通わせたり、居場所の在り方を見直すことで安心感や幸福感が増す時期です。引っ越しや模様替え、家族との新しい関わり方の模索も吉。

火星とケートゥは6室（健康・労働・義務）で合。これまで無理をしてきた働き方や、健康に関する“古いパターン”を手放す流れです。生活リズムや働き方を見直し、心身のメンテナンスに取り組むのに最適なタイミング。

満月は9室（精神性・学び・遠方）で起こります。新しい学びや人生哲学、未知の世界にチャレンジすることで、視野が広がり、精神的な成長も加速。これまでの信念や“常識”を手放し、もっと自由で柔軟な生き方へと移行するきっかけとなります。今週は「心の拠り所」と「自分らしい人生の方向性」を大切にしてください。

満月のアドバイス

・アドバイス：視野を広げ、新しい学びや未知の世界にチャレンジしてみて
・ラッキーカラー：ラベンダー、クリーム色
・アクション：新しい分野の本や映画、遠い場所に触れる時間を
・気をつけること：理想を追いすぎて現実逃避に走らないように、足元も大切に

🛸特集記事：ジェーシュタの満月 ― 魂の核に光が射す夜

6月11日、蠍座のジェーシュタ（Jyeshta）ナクシャトラで満月を迎えます。
ジェーシュタは「最長姉」や「最も古いもの」を意味し、変容・試練・統御・深い業（カルマ）との対峙を象徴する星宿です。この満月は、表面的な変化ではなく「魂の根本的な結び目をほどく」ための重要な転機となるでしょう。

【ジェーシュタ基本情報】

• 支配星：水星
• 守護神：インドラ神（神々の王）
• シンボル：イヤリング、パラソル
• 動物：雄鹿
• モチーフ：現実的な目標（アルタ）
• 属性：タマス→サットヴァ→サットヴァ
• ドーシャ：ヴァータ
• 色：クリーム
• 吉方位：西
• 主星：アンタレス

ジェーシュタ――それは蠍座の中でも最も深く、魂の核に触れるような場所。ここには、長姉（ジェーシュタ）と呼ばれる存在が重ねてきた人生の知恵、犠牲、そして浄化の物語が息づいています。インドラ神の物語が示すように、欲望や誘惑に翻弄されながらも、そのすべてを糧として、やがて大いなる力と知恵を手に入れていく――そんな試練と成長の軌跡が、この星宿の本質です。

この満月のもとでは、過去のしがらみや心の奥深くに眠る傷、解けないままだった“魂の結び目”に静かに光が差し込みます。ジェーシュタのエネルギーは、私たちに「逃げるのではなく、自分自身の弱さや恐れと対峙しなさい」と語りかけます。それは、外に敵を求めるのではなく、内なる葛藤を見つめることでしか越えられない夜です。

この星宿がもつもうひとつの顔――それは「不運」や「逆境」の象徴であるアラクシュミーの側面かもしれません。けれども、それは“ただ不幸に甘んじなさい”ということではありません。むしろ、困難や混乱に直面した時こそ、そこにどんな意味や学びが隠されているのか、そしてどうやってそれを乗り越えていくのか――それを問うてくるのが、ジェーシュタの問いかけなのです。

インドラ神は、苦難や誘惑に打ち勝つことで神々の王となりました。私たちもまた、この満月の下で、自らの欲望や執着、無自覚な行動パターンを見つめ直し、それを浄化する勇気を持つことが求められます。魂が揺さぶられるほどの葛藤や、「なぜ自分だけが」と感じる不公平な現実の中にこそ、目をそらしてきた“本当の自分”がいます。ここで出会う痛みや渇望は、やがてあなた自身の真の強さ、感覚の制御、そして新しい自己発見へと変わっていくのです。

もし満月の夜、心に重たさや停滞を感じるなら、静かな時間の中でそっと呼吸を整え、満月の光を浴びてください。川やシャワーなど流れる水に手を浸し、頭の中や胸にたまった不要な思いを“水に流す”イメージで過ごしてみると、自然と解放の力が働くでしょう。また、古いアクセサリーを月の光にさらしたり、クリーム色の衣服をまとい、西の方角に向かって祈りを捧げるのも、ジェーシュタ満月ならではの小さな儀式です。

この特別な夜におすすめのマントラは「オーム・インドラーヤ・ナマハ（Om Indraya Namaha）」――静かな呼吸とともに、何度もこのマントラを唱えることで、心の内側に眠る強さと浄化の力が呼び覚まされていくでしょう。

満月は「完成」と「手放し」の象徴です。
ジェーシュタの満月は、その一歩先――“深い痛みや逆境さえも、自分の力へと昇華する”ことを私たちに促しています。あなたの中の「長姉」がそっと手を差し伸べ、どんな闇も越えてゆく知恵と勇気を授けてくれる――そんな夜となるでしょう。

※満月のアドバイスは、星座別インサイトにあります。

🕉️インド占星術の基礎:惑星（グラハ）について

「惑星」と書いて、グラハと読む

インド占星術では、天体のことを「グラハ」と呼びます。
これは「掴む者・影響を与える者」という意味を持つサンスクリット語です。

ジョーティシュでは、人の運命はこのグラハたちの配置によって形作られていると考えます。

西洋占星術に慣れている方には、「太陽・月・水星……」という10天体を思い浮かべるかもしれませんが、
インド占星術では、以下の9つの“惑星”を使います：

• 太陽（Surya／Su）
• 月（Chandra／Mo）
• 火星（Mangala／Ma）
• 水星（Budha／Me）
• 木星（Guru／Jp）
• 金星（Shukra／Ve）
• 土星（Shani／Sa）
• ラーフ（Rahu／Ra）＝月の昇交点
• ケートゥ（Ketu／Ke）＝月の降交点

このうち、ラーフとケートゥは天体ではなく「感受点」です。

※ラーフとケートゥは、物理的な天体ではありません。
実際に空に見える惑星ではなく、太陽と月の軌道が交差する2点（ノード）を指します。

それでも、非常に強く、深く、魂に影響を及ぼす存在として扱われます。

惑星がスタートするのは「ラグナ」から

インド占星術のチャートは、基本的にラグナ（Ascendant／アセンダント）を起点として読む構造になっています。
ラグナとは、生まれた瞬間に地平線から昇っていた星座（サイン）のこと。
このラグナが、ホロスコープの「第1室＝自己」を定める位置となります。

そして、惑星たちがどの室（ハウス）に、どの星座にいるかによって、
その人の性格・能力・人生の展開が読み解かれていきます。

つまり、惑星はいつも「ラグナから見てどうか？」が読みの起点となるのです。

惑星たちは「人格」である

インド占星術では、グラハひとつひとつが“人格を持つ存在”として理解されます。

たとえば：

• 太陽は「王」、尊厳と自我
• 月は「母」、感情と変化
• 火星は「戦士」、行動と衝動
• 金星は「恋人」、美と快楽
• 土星は「老人」、忍耐と試練
• ラーフは「異邦人」、渇望と拡大
• ケートゥは「賢者」、手放しと直感

このように、惑星＝エネルギーのキャラクターとして捉えることで、
読み手はより立体的にチャートを理解できるようになります。

次回予告

【ハウスとサインの基礎】
12個の区切りがなぜ必要なのか？星座とハウスの“意味の違い”をひもときます。

🧑‍🤝‍🧑編集後記:

月の秘密や、地下の秘密や、その他の秘匿されていたことが少しずつ明るみに出始めています。

ChatGPTの登場があっという間に世間の常識を変え、システムを変えました。

その激動の社会をど真ん中で見つめることができるなんて、すごく素晴らしい体験だなぁと思います。

かつて、私は東京に住みたくないと思っていました。

しかし、25年の日を東京近辺で暮らしています。

面白いですよね。

なぜだか、ずっと『私はこの激変する世界を楽しむためにここに来た』というものが頭の中にあるのです。

ラーフケートゥ軸が水瓶ー獅子座ラインに移動した今、どうなるのだろうと楽しみで仕方ありません。

皆さんも是非、激変する世界を楽しんでくださいね！

ではまた来週

TORAJA