こんばんは。
さっき、今日が満月の日だったことを思い出したTORAJAです。
今週はラーフケートゥ軸が動くのでそっちばかりに気を取られていました。
満月占い楽しみにしていてくださった方、すみません。
満月のエネルギーは次の新月まで続きます。
次の新月は5/27ナクシャトラはローヒニーです。
次の新月はかなり強力ですのでお楽しみに。
では、ヴィーシャカの満月について書いていきますね。
ちょっと詳しめに解説していきたいと思います。
2025年5月13日、午前1時58分。(つまりホントは昨夜だったです(汗))
天秤座28度、ナクシャトラ・ヴィーシャカで満月が起こりました。
静かな夜空に輝くこの月は、私たち一人ひとりの心の奥にある「まだ言葉にならない想い」や、「ずっと見ないふりをしていた渇き」に、淡く確かに光を差し込みます。
それはまるで、魂がずっと前から約束していた“もう一つの道”を、静かに指し示してくれるような満月なのです。
ヴィーシャカは、火の神アグニと神々の王インドラという、相反するようでいて共に力強い神々を司神にもつ、ナクシャトラの中でも特異な存在です。
アグニは祈りを天に届ける炎であり、浄化と再生の力。
インドラは感覚の王として豪奢さと力を象徴し、その一方で戒めと謙遜を学ぶ存在でもあります。
彼らを通じてヴィーシャカが映し出すのは、「欲望を超えて何かを成そうとする人間の葛藤と変容の物語」です。
このナクシャトラにおける満月は、単なる達成や完成では終わりません。
満ちた瞬間に、次の渇きが生まれる。
扉をくぐったと思ったら、また次の門が見えてくる──
それがヴィーシャカの「門の連なり」と呼ばれる象徴性です。
この満月が誘うのは、まさにその「永遠に続く変容の階段」の入口。
私たちは今、満たされたがゆえに気づく空虚さ、到達したからこそ生まれる問いに向き合う時間にいます。
ヴィーシャカの本質は、欲望そのものを否定しないところにあります。
むしろ、人間としての欲求──成功したい、愛されたい、認められたい、触れたい──それらを徹底的に味わい尽くすことで、その先にある霊性に触れようとします。
しかし、その過程には毒が含まれます。
過去の執着、満たされなかった感情、手放せなかった関係、誤った選択、歪んだ快楽。
それらが、今夜、月の光の下で浮かび上がってくるかもしれません。
重要なのは、それを「悪いこと」と捉えないこと。
それらは、あなたの魂がこの人生で学び、浄化し、超えてゆこうとしているテーマです。
満月は、その気づきを与えてくれる鏡であり、光であり、きっかけなのです。
今回の満月は、特に人間関係・愛・性的なテーマ・依存・金銭的価値観に強く働きかけます。
それは過去の未完了な感情や結びつきに対して「そろそろ終わりにしませんか?」というサインを送りながら、
同時に「新しい豊かさ、新しい愛、新しい信頼の形へ進む準備はできていますか?」と問いかけてきます。
誰かとの関係が変わるかもしれません。
あるいは、自分の中の「こうあるべき」という思い込みがふとほどけるかもしれません。
いずれにしても、それは苦しみではなく、解放の始まりです。
変わることはこわい。
でも、変わらずにいることのほうが、もっと苦しいときがある。
この満月は、そんな微細な「魂の声」に気づかせてくれます。
・香を焚く、水で清める、音に耳を澄ますなど、五感を通じた浄化行為が効果的
・「これはもういらないな」と思った物や関係を手放す決意をする
・静かに目を閉じ、「これからの自分に必要なものは?」と自問してみる
・セクシャリティや依存との向き合いも、無理なく、正直に
ヴィーシャカの満月は、すべてを強制しません。
ただ、「そこにあることを見てほしい」と、静かに促すだけです。
テーマ:パートナーシップの見直し/関係性の変容
「この人と本当に対等な関係を築けているか?」という問いが浮かびやすい満月です。恋愛や結婚だけでなく、仕事上の契約や協力関係にも気づきがあります。関係の中で自分が「我慢している」なら、それは変化のサイン。依存からの脱却、または関係性の再交渉が促されるでしょう。「二人でいる意味とは何か?」を問い直すときです。誠実な対話が大きな前進につながります。
テーマ:義務・健康・葛藤の手放し
過剰な責任や負担を背負っていませんか?義務感や「やらなきゃいけない」ことに押しつぶされそうなとき、満月は「もう十分」と告げてきます。人間関係の中での役割(例:職場や家族)を見直し、自己犠牲になっている部分をリセットするとき。また、慢性的な疲労・ストレス・身体の不調にも注意を。休息と境界線の確立が今のテーマです。
テーマ:愛、創造、自分らしさの再確認
「心から好きなこと」「心から愛する人」が本当に今の自分にフィットしているのか、見直すタイミングです。過去の恋や創作への未練が浮かびやすい時期でもありますが、それは本当の喜びとは何かを知るためのステップ。新しいインスピレーションや創造の流れも感じられやすくなります。「うまくやる」より「楽しいかどうか」を大切にして。
テーマ:心の居場所/家庭/感情の根源
家庭、家族、過去の思い出、インナーチャイルドなどがテーマに浮かび上がってきます。母親や故郷との関係性、あるいは「安心できる場所とはどこか?」という問いが強くなります。心が満たされていないと、外の世界でも不安定さが出やすくなります。感情の揺れを否定せず、「どこにいて、誰といて、どうありたいか」を素直に見つめることが癒しにつながります。
テーマ:表現・発信・兄弟・伝達の変化
自分の意見、思い、発信のあり方を見直すとき。特にSNS、ブログ、対話、学びに関して「もっと本音を語りたい」と感じるかもしれません。周囲とどう関わるか、兄弟姉妹との関係にも変化が起きやすいです。情報過多で疲れやすい時期でもあるので、質の高い会話や表現にフォーカスを。伝え方を変えるだけで関係性が変わることも。
テーマ:お金と価値観、自己価値の見直し
「それ、本当にあなたにとって“価値がある”こと?」と問われるような出来事がありそうです。金銭的な不安や浪費癖、自己否定的な感情が浮かびやすいですが、それは本来の豊かさの定義を取り戻すチャンス。他人の価値基準ではなく、自分の魂が喜ぶことにお金を使えるよう意識を変えると、大きく運が動き出します。無駄遣いの見直しも効果的。
テーマ:自己像・在り方の再構築
自分の見た目や立ち居振る舞い、人生の方向性について大きな気づきがあるでしょう。「こうあるべき」の殻を破って、本来のあなたらしさに戻るタイミングです。人からどう見られるかより、「私は本当にどう在りたいのか?」という問いに向き合うことで、魂と身体のバランスが整っていきます。見た目の変化(髪型、服装)も吉。
テーマ:潜在意識、カルマの浄化、見えない領域
表には見えにくいものが、心の深い場所から浮上してきます。過去の記憶、夢、前世的テーマ、スピリチュアルな体験など、普段は触れない領域に揺れが起きるとき。孤独感や空虚さが強まる場合もありますが、それは魂が浄化と再統合の準備をしている証。誰にも言えない思いこそ、紙に書いて手放す、あるいは祈りの時間を持つことが癒しになります。
テーマ:夢・未来・仲間とのつながりの再確認
理想やビジョン、人間関係に対する価値観が揺れ動くとき。「今の人間関係は、未来の自分を応援してくれるものか?」という視点がカギです。仲間との距離が変わったり、新しいつながりを求めたくなったりすることもあるでしょう。目標の見直しや、ライフワーク的な活動の再設計にも適した満月です。「夢を共有できる人」がキーワードです。
テーマ:社会的肩書、使命、キャリアの方向性
今の仕事や立場に対して、「このままでいいのか?」という問いが強くなります。プレッシャーや疲れが限界に達する一方で、新しい可能性の扉も開こうとしています。自分が社会にどう貢献したいのか、**「役職や報酬を超えた、使命的な働き方」**を模索する時期。立場にふさわしくない我慢は、もう卒業を。
テーマ:信念・学び・哲学の変容
「今まで信じていたことが、なぜかしっくりこない」そんな揺らぎを感じるかもしれません。人生観や精神的な軸が変わるタイミング。新しい宗教観、哲学、学問、師との出会いがあるかも。旅に出たくなる人も多いでしょう。**「真理は変わることがある」**という柔軟さが、新しい視野をもたらします。
テーマ:変容、感情の闇、深い絆の見直し
他人との深い関係性の中で、恐れや執着が表面化しやすい満月です。性的欲求、依存、嫉妬、コントロール欲など、自分でも見たくない感情が湧き上がってくるかもしれません。それはあなたの「変容したい」という本能の証です。苦しさの奥に、宝があります。恐れずに、「その感情の正体は何か?」を見つめる時間にしてください。
この満月は、人生における「門の前」のような時間です。
振り返れば、たくさんの経験がありました。
後悔もあったでしょう。執着もあったでしょう。
でも今、私たちはもう一つ深い場所へ進む準備が整っているのかもしれません。
無理に変わらなくていい。
でも、「もう変わっていいんだ」と思えるなら、その気持ちを大切にしてください。
それは魂からの合図です。
2025年5月13日。
ヴィーシャカの満月の光は、あなたの奥底に眠る真の願いを照らしています。
「満たされたい」という叫びの奥にある、もっと静かで確かな「在りたい姿」。
それに気づいたとき、あなたの人生は、また一つやさしく、美しく変わっていくでしょう。
緊急配信で失礼しました。
満月があなたに良きものをもたらしてくれますように祈っております。
次回は19日(月)早朝にてお会いしましょう。
TORAJA